光を当てた白い文字たちが、
それは綺麗に輝いた。
「あぁ、僕はやはり白が好きなのだな」と心の内の誰かが言った。
今日からのために費やした時間たちが、明日のために準備された心が、昨日までに別れ告げて今この時の僕の頭を埋め尽くす。
願った今日がいつの間にやら正義感と義務感に覆われて、走り去っていく。
いつものカフェへふと思い立ち赴いて、少し疲れた顔したいつもの人の声を聞く。
束の間。
言葉に乗った声色が、
僕に今日という日を思い出させる。
今ここに生きているあなたと私。
それ以上でもそれ以下でもない、命。
あぁそうか、
疲れたのは生きてきたから。
それでも「疲れましたね」って笑い合うのは、気持ちのいい今日を明日を望むから。
そりゃそう...