King County Metro キングカウンティメトロ

連載「エメラルドシティにまたね」- 旅する詩人 アメリカ西海岸シアトル

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ジャージ姿でリュックを背負った若者。買い物帰りの女性。着いた駅名を叫ぶ車掌。移ろいゆく新鮮な車窓。差し込む日差し。誰かのヘッドフォンから漏れ聞こえる音楽。シアトルでバスに乗るのは、生活が垣間見えて割と好き。

それになぜだろう、車内も窓も、綺麗とは程遠いにも関わらず街並みに木々が多いからか、或いは雨が降ったあとに乗ることも多いからか、車窓から差し込む光のせいか、この街のバスからの景色、そして車内の景色を美しく感じることがとても多い。

学生の頃、シアトルの郊外、ベルビューの夜道を独り歩いていた時、後ろからOUT OF SERVICEのバスが通り過ぎ、僕の少し先で止まった。恐る恐るそばを通り過ぎようとすると、ドアが開き、運転手がぶっきらぼうに「こんな夜道をどこまでいくんだ?乗ってきな」と告げられ驚いた。あはは自由だなぁと思って乗せてもらった。シアトルでバスに乗ると時折思い出すあの日の光景。

初乗り2.75ドル、降りたあとも2時間以内に同じ方向のバスに乗るなら追加で払う必要なし。ORCAカードを買ってチャージして、乗車時に入口でタップ。現金でも乗れる。「Thank you」って運転手に聞こえるように言ってみんな降りてく。キングカウンティー・メトロ。

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自由丁の読みもの

宛先は、わたし - 未来の自分へ送る手紙のように綴り贈る日々の言葉詩人・自由丁オーナー小山将平が、未来の自分へ送るように、日々の気配を綴る手紙のような、詩的な言葉たちを日本語と英語にてお届けする連載「宛先は、わたし」。ポストカードに綴られた詩が届く郵便箱みたいな場所になったら。 最新: 旅先になりなさい / 2026.07.08 月刊自由丁便り月に一度、月末に配信している自由丁のニュースレター。自由丁・封灯店長の山本が、その月のおすすめの詩や、翌月のイベント情報、クスッと笑える自由丁での一コマなどを楽しくお知らせします。 最新: 愛おしき、わけのわからない話たち/月刊自由丁便り vol.66 / 2026.07.03 詩考自由丁オーナー小山の日々の思いつき、思い至り。詩的なもの、理路整然としたもの、支離滅裂なもの。世界中の人々が青い鳥に呟いていた頃が懐かしい。 最新: 05232025 / 2026.06.27 LETTERS VIA HAWAII - 写真と言葉の往復書簡ホノルル在住のフォトグラファー・Momokaから届く写真に、蔵前から詩人・小山が詩で返信を綴る往復書簡。景色と言葉が行き来する、ハワイと東京の、写真家と詩人からの暮らしの知らせ。 最新: 銀の指輪 / 2026.04.18 オーナー小山が日々書く詩やエッセイ『今朝の落書き』東京・蔵前にお店を構える、未来の手紙カルチャーブランド『自由丁』オーナー小山が書く詩やエッセイ。他愛もなく暖かい、何の役に立つわけではないかもしれないけれど、一息ついたりクスッと笑ったり、「なるほどなぁ」とか「なんでやねん」とか、自由に素直に自分の気持ちが芽生えるきっかけになってくれたらいいなと思って、書いてます。 最新: 2025-7-29 / 2025.07.29