「歩きながらはじまること」は、西尾勝彦さんがこれまでに発表してきた五つの詩集を編んだ詩集です。
『フタを開ける』(2010)、『朝のはじまり』(2010)、『言の森』(2012)、『耳の人』(2014)、『耳の人のつづき』の5冊がこの本一冊に収められています。
■店長山本の感想
何もしていないように感じる時間を、もっとたくさん過ごしたくなるような言葉が、本の中で静かに待ってくれています。
この本は、わかりやすく何かを伝えてくれるわけではないかもしれません。
でもその分、少し不思議だけど、きっと仲良なれる気がするものに出会って、少しずつ仲良くなるような、、、、時間をかけてそこにいる言葉たちと、詩と、仲良くなっていく心地よさを味わえるような一冊だと感じました。
「詩」ってどうやって楽しめばいいんだろう?
そんな風に思っている方こそ、まずは難しいことは考えず、「よくわかんないなぁ・・・」と思いながらでも、読んでみて頂きたいです。
「歩きながらはじまること」というタイトルのこちらの一冊。ぜひ、読みながらはじまること、を楽しんでみてください。