『今朝の落書き』

『今朝の落書き』は2020年1月17日より毎日、自由丁オーナーの小山将平が書いている詩やエッセイのシリーズです。

以下にご紹介している作品は、そんなシリーズの第一作目の文章です。
今となっては900を超える作品がこの世に生まれていますが、何事にも始まりってあるんですよね。

最初の一篇、ぜひ暖かい心で読んで頂ければ幸いです。
(ちなみにこの頃は、書いた翌日には読めなくなるような仕掛けになっていました。なので、こちらの一篇をお読み頂けるのは自由帳をお手に取ってくださった方だけの、特別です。)

by 自由丁店長 山本

 

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落書く理由

落書き、はじめます。
理由は特にない、というとすこしウソになるけれど、
かっこよく、頭よく、書くほどのものは本当にないんです。

それより何より、
軽やかにはじめてみる。

そのことの方が大事だと思いました。

特に書くことは決めていません。
本当に、僕(やときどき誰か)が、
そのとき思ったことをきっかけにして書きます。

そして次の日にはそれは消えちゃう。
まるで人の頭の中みたいに。
今日、今朝、思ってたことや考えてたことが、
翌朝にはもうどっかにいってしまうように。

それが一番、今のところ僕という人間や、僕から生まれた、これからも生まれる、自由丁をはじめとしたモノコトの雰囲気を伝えていくのにいい気がして。

本日も自由丁にいます。
書いたことが残されていくのはなんだか、その時の自分にじーっと見られているような気がするんだ。