車を走らせ渡った。川の水面が光って私は歌う。いつからか無くしたまま、どうでもいいふりをしていた多くのことが反射する。これでいいのさなんてことを思った記憶もなく、ただ遠ざかっていった私からの話。続く道を走り、宛てなんて無いはずなのに、ただ届けと自分勝手に思っている。光の粒だ。晴天をやり過ごして雲に当たった日差しが突きつける白。眩しさから教わったしかめっ面を私はあの日。その一瞬は今もなお私だけのもの。おはよう。今日も私の世界。
本日も読んで下さり有り難うございます。よく晴れた日、視界の片隅に映った隅田川の水面がこの詩を書きました。