今朝の落書き

オーナー小山が日々書く詩やエッセイ
考え事、悩み事の言葉たち

育てていくとするならば

何かを始める時、どうしても「育てていく」という視点を僕らは忘れがちだなとよく思う。

趣味にせよ仕事にせよ、友情にせよ恋心にせよ、新居での生活にせよ何にせよ、始めるということはとても大変なことで、体力もいるし集中力だっている。

そして世の中ではどうしても、何かを始めるところの方が、続けることよりも育てることよりも大きなお金が一回で動くし、注目も浴びるだろうし、側から見ていてもなんだかキラキラして見えたりすることも多い。

賃貸の家が2年契約で、2年ごとに引っ越しをして色んな街に住んでみる方が、何年も同じ家で、同じ街に住んでいるより、なんだか楽しそうだと思ったりもそりゃあする。

いやぁけれども、育てていくことだって、始めることと同じくらい、時としてはそれ以上に大変で、それでいてとても楽しいことだよなぁと思うわけです。

転職をすることや起業をすること、部署が移動になって例えば新規事業に携わることと同じくらいに、例えば中学一年生から三年生まで三年間同じ子たちの成長を見守って、そしてまた新しい中学一年生を受け持ってを繰り返す先生業も、同じ会社の同じ部署、同じ仕事を何年も続けていき、後輩を育てたり、取引先を育てたり、会社を育てたりすることだって、素晴らしいことで、僕にはキラキラして見える。

友人知人との関係性だって、もしくは恋愛だって、付き合い始めて、ゆっくりゆっくり、会話や体験、過ごす時間を通じて色んなものをこれから育ててみる、育てていくんだと始めや始める前に思えると、なんだか少し気分が違ってくるなと思う。

誰かとの関係性も、新居で買った観葉植物も、仕事も、住まいも、そして自分自身も、子供を育てるように、育てていくと思えたら、なんだかちょっと楽しくなる気がしませんか?

本日も落書きを読んでくださりありがとうございます。
観葉植物を色々眺めながら、いつものカフェの店員さんにもらったコーヒー豆を挽きながら、育てていくことに少し思いを馳せたのでした。

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