今朝の落書き

オーナー小山が日々書く詩やエッセイ
考え事、悩み事の言葉たち

ボタンと散文

もうあっという間に日が経ち、読みたい本も観たい映画も山積みなまま、次から次へと毎日というやつが襲ってきてますお元気ですか。

風がビュンと吹くもんですから、上着のボタンを上まで留めて、電車の中は温かいものですから、その都度ボタンを外していって。

その繰り返しがやたらと多いもんですから、そろそろボタンの寿命が心配になり始めている今日この頃な僕ですはい。

詩というのは、読む人に限らず書く人にとっても曖昧なものでして、書けば書いただけ、僕にとっての今日とか昨日、景色や世界というものも良くも悪くも朧気に思えたりするものなんです。少なくとも僕という詩人はそんなことを思っています。

朧気になった今や過去と呼ぶに相応しい物事たちは、そりゃあ強い風が吹いて驚いてる間に僕の中でも何処かへ行ってしまうことがとても多い。

だからこそ、これいいよねとか、あれを読んでこう思ったんだよねとか、そういう今で僕にも思い出させてくれる人というのは、機会というのは、有り難いなと思う次第です。

僕の上着についているボタン一つとっても過去があり歴史があり、今があり未来があり、加担している景色があります。

そんなことをぼんやりと、ボタンに限らず多くのことに思いながら、なるべく敬いながら、一日に優しく生きていけたらいいなと思うのです。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。何が言いたいわけでなくとも、誰しもに何かあっての、今なんですよね。そんなあなたへ、今日もきっと、よい夜を。

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