今朝の落書き

オーナー小山が日々書く詩やエッセイ
考え事、悩み事の言葉たち

車窓

空いていると
僕は長い席の真ん中に座り
向かいの窓から映る景色を眺めている
川を越えるときの様子が好きで
別のことに気を取られ見逃してしまったものなら
ちゃんとしばらくしょんぼりとする

飛行機も新幹線も
窓側の席がよい
乗る前に
「景色を眺める」をちゃんと含み
なんとなくの時間配分を組むのだけれど
いざ座るとそこに「眠る」と「書く」がとても増え
結局何に一番時間を費やしたのか
降りる頃には自分ではよくわからなくなり
よくわからないなりにも
よく書けた詩や文章や
外の景色を収めた写真が
寝ぼけた僕をすこし励ましてくれて
まあよしとしようじゃないかと思い直し
出口へ向かう

今日は
電車を降りるとホームの床が濡れていて
あぁ知らぬ間に雨雲が僕の前を歩いたのだ
と独り言が浮かんだ

昨日は
あれもう着いたの
と殆ど寝てしまっていたことにも気付かずに
寝ぼけながら新幹線を降りた
メモ帳には何処の星の言葉かもわからない
走り書きが残されていた

本日も読んで下さり有り難うございます。いずれにせよ、いい時間を過ごしている気もしています。

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