今朝の落書き

オーナー小山が日々書く詩やエッセイ
考え事、悩み事の言葉たち

おぼつかない僕とあなたと誰かと世界

経営者であることよりも、起業家であることよりも、まずはただ、書きたい個人であるということ。

会社員であることよりも、母であることよりも、まずはただ、作りたい個人であるということ。

言いやすく伝わりやすい名詞で語る自分よりもずっと、説明が必要で、けれど今まさに何かをしている"動詞"で語る自分自身。

自分から語らなければ、もしくは尋ねてくれる誰かがいなければ、自分が一体何者なのかもおぼつかない自分。

ただもしも、自分だけじゃなく、日々出会う誰かのこともそう思えたなら。

カフェで毎日のように言葉を交わすバリスタも、店員さんも、駅の改札に佇む駅員さんも、コンビニの店長も、あのイカした髪型とピアスのアルバイトも、誰かが付けた肩書きという名詞ではない、僕と同じように生まれて過ごして育って至った、決して軽くない人生を抱えた、唯一無二のたったひとりと、思えやしないか。愛せやしないだろうか?

その世界では、僕があなたに、あなたが僕に、もしくは目の前の誰かに、何かを尋ねることで答えが生まれて、それまではおぼつかなかった誰かが、僕が、あなたが、少しずつ、けれど確かに、今ここで同じ時間を生きている動いている唯一無二のたったひとりになっていく。

そんな、肩書きのない世界があったなら、僕らひとりじゃ決しておぼつかないから、ままならないから、だからきっともっと自然に言葉を交わし、尋ね合い、語り合い、助け合い、優しいひとりとひとりになっていく。なっていって欲しいな。

本日も読んでくださり有難うございます。
自由丁で肩書なんぞ、役職なんぞ、いらないよ。ただ何かを思い、ときには悩み、ときには空を眺める、そんな生きるあなたで、へいらっしゃい。本日も自由丁、開店なり。

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