今朝の落書き

オーナー小山が日々書く詩やエッセイ
考え事、悩み事の言葉たち

大きな空を眺めて待つなら

たった一人、この人のことをずっと待っていたのだと思うことが、ある。

その時、僕は確かにとてつもない価値を感じる。その人の人生にとって、この場所が、自らが苦悩しつくったものが、とても大切なものになったのだということに、とてつもない尊さと大切さを感じる。

結局のところ死ぬことへと向かっていく僕らは、その旅路の最中に、何を残したかとか、どこへ向かっているのかとか、そういうことよりも遥かに、誰かにとっての大切になれた瞬間の嬉しさや誇らしさにこそ価値を感じ、死ぬ間際にもそれを思い出して、嬉しく思えるんじゃないかとさえ、思う。 

何かをこの世に残したところで、この世を去った自分はもうそれに触れることも、誰かにその偉大さを尊ばれることもできなくなるわけで、だからやはり、自分が今、生きているうちの一瞬に、なるべくたくさん満足し、幸せを感じることができたなら、いいなと思う。

あぁ、この人のためにつくったんだな。
あぁ、この人のために、頑張っていたんだな。
そういう瞬間を、あといくつ僕は目にし、触れることができるだろうか。

いつ訪れるかもわからない誰かを、
もう二度とないかもしれない時間を、
ただ穏やかな心で、信じて進む。

折れて破れて、ゆっくり治して、
幾度となく助けられ、支えられた心で、
何度だって天を仰いで、笑って進む。

そうして今日も明日も、
大きな空を眺めるように、待っている。

本日も落書きを読んでくださりありがとうございます。
どんな時でも笑う門には福来たるなら、
思わず笑顔になれる場所で、待ってようかな。

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