今朝の落書き

オーナー小山が日々書く詩やエッセイ
考え事、悩み事の言葉たち

七夕の夜だけれど

七夕かぁと、願い事を考えてみるものの浮かばない。何を願わなくともいい気分なのだとか、格好いいことでも言えたらいいが、叶ってほしいことはいくらでもあるのが今日の僕だ。

叶ってほしいことは数知れず、けれどじゃあ七夕にそれを願うかと言われると、それもまた違うように思える。

誰に届くとも分からぬことの切なさを、僕はもう十分に知っているからだろうかとか思う。

そんな少し育った大人みたいな思考を、えいやと脇に避けてくれる短冊の美しさに見惚れる街角に立つ七月七日。

願っても叶うとは限らないと知りながら、それでも切に願うことがあるとするならそれは、なんて美しいことなんだろうとふと思う。

なぜならそれは、誰に届くと分からなくとも叫びたいこと、伝えたいこと、消せない程に濃く光る心の色がそこにあるのだということを自らに証明してくれるような気がして。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。七夕の夜に、疲れたなぁと思って聴くいつもの音楽。短冊一つじゃ足りない願いが心を今日も満たしていた気がして少し夜空に吐き出し見上げる。

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