今朝の落書き

人生について
なんだかよくわからない

人の気持ちについて
時々とってもわからない

珈琲の味も実は
あんまりわからなかった

ビールの美味さは
最近わかるようになってきた

焼酎の味わいは
ある日を境にわかりはじめた

日本酒の美味しさは
まだまだわかってないのだと思う

ワインの選び方も
わかるところを探そうと
じーっとメニューを見るけれど
気付けばいつも
まゆの間にシワを寄せて
わからないまま
わかりやすい言葉を頼りに選んでみる

誰かが遠くで言っていた
詩がわからない

そうだよねって
遠くの誰かがつたえてた

わからなくても
いいのかなって
近くのあなたはそっとたずねる

わからなくとも
いいと思うと私はつたえる

わからなくとも
ぎゅっと抱きしめたくなることって
あるでしょう

わからなくとも
わかりたくてたまらないとき
或いはそんなこと
微塵も気にもならないときって
あるでしょう

わからないか
わかるかも
わからないまま
喜んだりする笑顔のこと
悲しんだりする涙のこと
走り始める身体のこと
言葉を持たない口元のこと

その時が来たらわかること
それだけは確かなのだとわかっている

みんなして
わかっている
いくつかのうちの一つのこと

本日も読んで下さりありがとうございます。全部わかってた方がいいなんて、思わなくていいのさ。