今朝の落書き

聖人君主でもなくて精密機械になりたくもないのでただぼんやりとあなたを見つめていることもある私です。

時々勘違いされるのですが完璧になろうとしています。完全へと向かいたいのです。近付きたくてたまらないのです。なぜならば気になって仕方がないのです毎日何か何か何か。

何も気にすることもなく何もかもが必要ないと感じることのできる、それでいて満たされている。そんな心地の世界を夢見ています。

あきらめたら楽だよいいよ、人間なのだからさみんな、どうしようもないこともあるさ。その通りだとわかる自分の隣、どうしょうもなくわからないままの感性が今日も何か気になって仕方ないのですだから。

書きます。変えます。伝えます。
笑います。泣きます。愛します。

疲れ果て座った場所で言葉は無く、完全なふりした夜と完璧な顔した朝に挟まれ眠ります。

あなたが眠たげに言う「おはよう」の完全さ。私がこぼした珈琲の描く波紋の完璧さ。敵わないね世界は今日も限りなく美しいです。

いつか、私の掌を伝い生まれる何かも、その美しさの下へとかえっていく日を夢に見ています。

中途半端な私を信じているあなたが故にたどり着くのだろう、完全な夜と完璧な朝の合間でいつかきっと会いましょう。

やがて眠り、目覚めた朝日の中で何度でも確かめましょう。永遠の所作や愛の肌触りだとかの類い。すべてきっとそこにあるのですから。もうどこにも行く必要もないのですから。旅の終わりでありながら、新しい旅への始まりでもあるその場所で確かめましょう。そしてついに起き上がり眠たげに響く「おはよう」が伝いすべてが光る。美しい朝へ。

本日も読んで下さり有り難うございます。とめどなく流れ出てくる言葉たちを前に、私にできることなど書き留める他には何もありません。溺れぬように流されてしまわぬように、必死に書き留める。繋ぎ止めるしかないのです。その中で垣間見る、二度とないだろう光景の美しさたるや。心の味わいたるや。