詩人・自由丁オーナー小山将平が、未来の自分へ送るように、日々の気配を手紙に綴るように、詩的な言葉たちを日本語と英語にてお届けする連載「宛先は、わたし」。ポストカードに綴られた詩が届く郵便箱みたいな場所になったら。

以前の連載「今朝の落書き」は
こちらからお読み頂けます→

ノック

ノック

ノックノック ノックノック

気付かれないむなしさ

感じるってこと

それがこの在存を肯定してくれている気がしてまだもう少し 懲りずに


ノックノック ノック ノック

「新しい」で呼びかける

「勇気を出す」で何度でも立ち戻る

世界って扉の前に立つ

現実って部屋へ

夢って友達と希望って相棒と一緒に向かう


ノックノック ノックノック

あの人も あの子も

あのアスリートも ミュージシャンも

声がする

各々の夢と希望と一緒に扉をたたいて

開いていったんだとわかる

あなたの中へいったんだとわかる


この一篇について

Q. 書いて、読んで思ったことは?

夢って友達で、希望って相棒なんだって思ったら、なんだか嬉しくなった。僕、あいつらと友達だったんだなって。しかもきっとずっと前から。

Q. どんなときに書いた?

好きなバンドの新しいアルバムを聴きながら。