過ぎていく月、伸びていく髪、言葉に埋れてしまいたい私
朝起きて、夜の間に自由気ままに飛び跳ね踊った髪と共に立ち上がる。
七月があっという間に過ぎ去ったということは、僕の髪もあっという間に一月分また伸びたのだということなのに、どのくらい伸びたのかもはやよくわからない。
色んな人にプロレスラーかよとか、ギタリストみたいだとか、アーティストの風格が出てきたねとか、モヤさま観ましたよって言われるたびに、プロレスはよくわからないから技の名前一つも答えられないやとか、ギタリストってあれやろクイーンのギタリストのことをイメージしてるやろとか、モヤさま観ましたよってもはや僕ではなく僕の髪を観たって話だろうかとか、他愛もない軽い返しが頭をよぎって勝手にひとり笑いそうになる。
もう少し伸びたら、髪の重さでもうちょい広がらなくなるんだろうかとか、サラサラでペタっとした長く美しい髪の女性を見かけると、「それは一体どうやってなってるんやろうか」とか思わず考えてしまう。尋ねてしまいたくなる。
最近はずっと、夜になると帰り道や、寝る前なんかに、orbeという人たちの音楽を聴いている。
どんな人たちなんだろうかとふと気になって、昨日帰り道に聴きながら調べていたら、いつも聴いてる曲たちが入ったCDとレコードを見つけて、気づいた時にはもう買い終えていた。
半透明で白いレコード、実際に見たらどんなに美しいんだろうか。
レコードプレーヤーは持ってないから、友達のやってるレコードが聴けるカフェに持っていって聞かせてもらおう。楽しみだ。
今月もよく読み、よく書いたと思うけれど、もっともっと言葉にまつわる仕事ができたらいいなとふと思う。
理想の自分はもっとずっと言葉に埋れて生きていたい人だろうから。
本日も、今月も落書きを読んでくださりありがとうございます。明日も自由丁、ひらきます。
僕はきっと何処かであいも変わらず書いていることでしょう。皆様も、よければぜひ。
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