季節を纏う
風がとても気持ちいい
秋なのだと思う
同時に
あっという間に冬が来るのだ
そう思う
木々が緑から紅葉へ
暑さから寒さへ
移ろいの中を歩いていく
僕はきっと
僕のことを大して言葉にできていないのだと思う
あの人の中にある
僕の輪郭も
季節が移ろっていくように
風に揺らめく木々のように
朧げで揺らめいて
きっといつにしたって変わらない
確かな僕などそこには本当はいないのだろう
そんなことを考えて
またすぐ忘れてしまうくらいに
軽やかで自由な季節を纏って
歩いていく
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。温かい紅茶の色が似合う季節になってきましたねぇ。
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