燃え尽き症候群の僕
燃え尽き症候群という言葉があって、自分でいうのもなんですが、僕はしょっちゅうこの症候群になっていると思う。
よく思い出す光景は、中学3年生の文化祭が終わったその日。
みんなで教室の片付けをして、どんどん元通りの教室になっていくのに耐えられず、文化祭が終わるのだという実感が全く沸かず、ただ呆然と全身を覆う疲労感と共に立ち尽くしていた。
日々のすべてが自分にとってやりたいことであるという前提に立って以来、僕の人生は燃え尽き症候群と隣合わせの日々になったのだと思う。
それはつまり、あの教室で立ち尽くした中3の僕と、どんどん仲良くなっていく日々とも言える。
燃え尽き症候群の僕は、あまり人と早口で熱を持って語らうことに喜びを見出だせず、ただぼーっと、川でも海でも空でも、誰かとぼけーっと眺めていることを好む。ゆっくりとした時間の中で、まだ無限にある好奇心の火種がゆらゆらと揺れるのを感じながら、眺めながら、幸せの中に佇む。
燃え尽きた心の内に、それでもまた自然と生まれくる希望たちや、燃え盛っていた僕を見て、どうやら面白そうだぞと新しい薪を焚べにやってきてくれる人々。
多分僕は、さぞ暖かいんだろうな、などとふと思う。あはは。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。明日で個展の片付けが終わるのですが、もう少しぼけーっとしたい僕ですが、ありがたいことにそういう訳にもいかなそうです。燃え尽きてる暇すら無い説。あはは。
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