つくったり、書いたり、考えたり、働いたりしていると、あっという間に今日が終わる。その繰り返しで毎日が終わる。
端的にまとめてしまえば私の人生はきっと恐らくそういうことだが、そんな繰り返しの狭間でたった一回限りの夜があり、たった一回限りの朝焼けの中にいて、一生分の輝きを何度も何度も浴びている。
他愛ない会話だってそうだ。大切なひと時なのだ。余計なことをしている暇など無く、私は他の誰でもなくあなたと過ごすのに忙しく、私は他の何にも代え難い珈琲を淹れるのに今日も忙しい。
時間を奪いに来るすべてから自分自身を守り抜き、つくることのできたものであり、育てることのできたものであり、関係であり、毎日なのだ。
ピアノを弾いたり、歌を歌ったり、詩を書いたり、あなたと笑っていると、あっという間に今日が終わる。その...