昼前に家を出て、みんなでホストファミリーのお孫さん、四歳の誕生日会へ向かう。僕はどうやら生まれて間もない頃に、あったのだろう彼を思い出す。
その子の両親とも僕は、短くない年月を重ねて、こうして再会し、ハグできる幸せを感じて笑う。
郊外の街、住宅街の丘の上、広く美しい家に近所の子供たち家族たちもどんどん集まる。
見たこともない鮮やかな色の大きなケーキ。
広い芝生の庭を走り回る子供たちと、それを見守るように座って談笑する大人たち。
あっという間に無くなっていったお昼ご飯。
山のように積まれたプレゼント。
そんな幸せを一頻り僕も味わい、家を後にする午後。
シアトルのランドマーク、スペースニードルの下。年に一度の音楽、アートのお祭り「フォークライフフ...