今朝の落書き

オーナー小山が日々書く詩やエッセイ
考え事、悩み事の言葉たち

雫について

僕の中に言葉はない
あるのは流れていく時間と
小さく確かな心の機微たち

そしてこの目に映り届いた
今はもう既に記憶になった光景たち

自分を肯定して生きていくとは
他人を否定していい理由にはなりえないけど
自分を信じ切ったが故に
気付かぬうちに傷付けてしまった人達もきっといて

顔も声もわからないその人たちも
記憶の中の光景たちには存在している

すべてを零さぬように生きていくには
この掌も心の器も充分には程遠く
だからこそ
日々こぼれ落ちていく雫たちがあることを
強く強く覚えていたいと思う

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。自らも誰かにとっては雫であることもあるのだと憂いながら、受け入れながら。

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