今朝の落書き

オーナー小山が日々書く詩やエッセイ
考え事、悩み事の言葉たち

雨という名のコンサート

雨の日は、なるべく好きな服を着て、なるべく好きな靴を履いて、なるべく好きな音楽を聴きながら外に出る。

行きつけのカフェで、美味しいラテを注文して、なるべくゆっくりそれを飲む。

都会に住む人々にとって、雨音というのは一番身近で眺めやすい自然の音の一つなんじゃないだろうか。

海の音を聴きに行くには少し時間がかかるだろうし、風の音を聴くには少し多くの木々が揺れてくれないといけないだろうし。

あぁそういうことでいえば、夏の日の風鈴の音は、雨に似てとても身近に風の音を眺めて聴くにはとてもいいものかもしれない。

何を思ったかといえば、
外に出て雨に濡れる不快さはさておき、雨の音というのはとても心地よいものだなぁということ。

例えばそう、
雨とはつまり、自然が産んだ潤い達が、コンクリートの地面を叩いて奏でる演奏時間未定の優しい曲目が並んだコンサート。

ならばきっと、お気に入りの服を着て、お気に入りの靴を履いてコンサートホールたるこの世界に赴く人がいることは至極真っ当なことじゃなかろうか。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。コンサートへ赴く前の束の間に楽しむカフェでの時間も、僕は結構好きです。

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