心動いた、忘れたくないことがあったあなたへ
無限 – we’re infinite
限り無い青を見た
限りの無いことなど
確かめられるはずもないのだから
真実とは異なるだろうに
けれども確かな面持ちで
私はその青を見た
それは永遠ではなく
とても儚く
日を重ねれば遠く小さく
傷もついていくだろう
古びていくだろう
ひと連なりに塗られた青だった
箒星が夜空を行った跡のような
飛ぶ鳥の羽から透けた青空のような
青だった
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■こちらのエッセイは、未来へ送れる手紙「TOMOSHIBI LETTER」の「心動いた、忘れたくないことがあった時」のシーンを選んで頂いた方のレターセットに含まれる一篇です。
他のシーンに含まれるエッセイも読んでみたい方は、以下からどうぞ。
-少し立ち止まって、気持ちを整えたい時
…「世界に吹いて」
- 夢に向かって、進んでいる時
…「遥か私」
- 誕生日や記念日など、節目の日を迎える時
…「Memories Embrace」
- やりたいことを、探している時
…「宝探しの詩」
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