詩人・自由丁オーナー小山将平が、未来の自分へ送るように、日々の気配を手紙に綴るように、詩的な言葉たちを日本語と英語にてお届けする連載「宛先は、わたし」。ポストカードに綴られた詩が届く郵便箱みたいな場所になったら。

ミサンガ

ミサンガ

夜九時のホノルル 裏路地で買ったピザと部屋で開けた甘いワインの味
あの開けたままの窓の外
ベランダでまさにあの時 南風は刻一刻と海を運んだ 私たちの夜に

秘密が人の心を踊らせる
噂話の色気に視線をうばわれる

すべて遠くに追いやって
波がさらっていったんだろうな
美しい言葉と理想のみが
ここに存在を許されている

朝焼けを見にいきたいな
自然と目覚める純心の肌触り
忘れないよう足首に結んだミサンガ

今も私を守る晩のこと
塩の香り 風の響き


この一篇について

Q. 書いて、読んで思ったことは?

ハワイ行きたい。

Q. この詩を曲にするなら?

ピアノとギターと優しい声のアンサンブル

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