今朝の落書き

オーナー小山が日々書く詩やエッセイ
考え事、悩み事の言葉たち

言葉の弱さ

理解する、される、というのはなかなかに難しいことだよなと思う。

何のタイミングだったかは忘れてしまったが、「わかります」という台詞はとても怖いものだなと思って以来、今でもよく思い出す。

本当のところで、誰かの感じていることを「わかる」「理解する」というのはほとんど無理なのではないかと思えて、迂闊に「わかる」なんて言えないなぁとなってしまったんですよね。

そうはいうものの僕だって「わかる」という言葉をよく使うし、深く考えずになんとなく同じようなことを思ったり感じたりしたなぁと思った時には普通に「わかるわ〜」なんて言っている。

けれどそういうときの「わかる」って、相手の中にある特定の感情、感覚を「わかる」と言っているのではなくて、どちらかというと相手の外に言葉として出てきたことについてなんとなく理解できたり、似たようなことがあった気がする、くらいの気分で使っているんだよなぁと、よくよく考えると自分で自分に納得する。

相手の内側にあるそれについてはわかってないけど、言葉になって出てきてくれたこと、伝えてくれたことであれば、なんとなく受け取ったよ、という意味の「わかる」というか。

言葉の重さ、深さって、あぁやっぱり難しいですね。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。たとえば側にいて一緒に珈琲を飲んで一息つくことの偉大さや、ただ抱きしめてくれることの尊さに、言葉はどうしたら近づくことができるのだろうか。

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