今朝の落書き

オーナー小山が日々書く詩やエッセイ
考え事、悩み事の言葉たち

2.54kmの街歩き

御徒町(おかちまち)という駅が蔵前の近くにある。

今日知ったことだが、鉄道の世界では各駅について東京駅からの距離で測るという規則?慣習があるらしく、御徒町は2.54kmのところにあるそうだ。

2.54km、と言われても、元々鉄道に詳しいわけではない僕は正直パッとしない。まぁ以外に歩けそうな距離だなとは思う。いや、待てよ、そう、確かに、歩けそうなのだ。

2.54kmを実際に歩くと、多分楽しい。いや、きっと楽しい。しかも御徒町は、あろうことか東京、TOKYOという街の端っこでも隅っこでもない。こりゃあ楽しくないわけがないじゃないか。

いろんなお店がきっとあるし、いろんな人が住んでいるし、いろんな景色がきっとある。

田舎に行くと、広い空にどこまでも続くのではと思える一本道の風景に羨ましさを感じることがあるけれど、都市には都市の、東京には東京の楽しさがちゃんとあり、それは遠くへ遠くへ目線をやるのではなく、こうして歩ける距離の中をじーっと見つめることで見つけるものだと、改めて思い出す。

そして面白いことに、東京は目まぐるしく変わっていく。大げさに言えば、いや大げさでは無いかもしれないけれど、今日歩く景色と明日歩く景色でも、面白いほどに切ないほどに違っていたりするのが東京だ。

2.54km。
そこにはきっと、溢れんばかりのモヤモヤ、クスクス、キラキラ、ワクワクがビルの隙間に、店先に立つ誰かの中に、行き交う人の目線の先に、潜んでいる。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。そのすべて、歩いた人にしかわかんないんだよなぁ。

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