愛おしいものたちの詩
青い空、緑の木々、白い入道雲、鮮やかな色のワンピース、サンダルを履いた日焼けを知らない白い肌。
ガラス越しにTシャツ姿の自分を見かける。日陰を歩くサングラス。
子供たちが水鉄砲で遊び回る姿を眺めて、仲間に混ぜてほしいと内心思う。羨ましい程美しい。水滴のダンス。
自らが大人であるという自覚も、子供であったのだという自覚も、流れゆく入道雲みたいに、知らぬ間に何処かへ行ってしまっておくれと願う。都合よく、都合のいい時にだけ各々顔を出しておくれと、都合のいいことを小さく思う。
木々の緑も、ワンピースの鮮やかな色も、白く美しい肌の色も、やがて季節が連れ去っていく。ただ青い空と私を残して。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。身体を心を流れていくすべてが、たまらなく愛おしいと思う。広く優しい空のような心地。
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