今朝の落書き

オーナー小山が日々書く詩やエッセイ
考え事、悩み事の言葉たち

社会の中でそれでも歌う

絵画にせよ詩にせよ小説にせよ、デジタルアートにせよダンスにせよ音楽にせよ、観る人にとって表現とは、心の内にある想いの代弁であり、表現者とは代弁者である。

少なくとも僕には、時としてそう感じられる、感じさせてくれる大好きなミュージシャン、アーティストが何人かいる。

昨日、そのうちの一人、大好きなミュージシャンのライブに行った。

久しぶりに観る、ステージの上で踊るように楽しそうに歌い続けるその人が、もう何年も前、真夏のシアトルで観たインディーズミュージシャンの演奏の思い出と、何故か幾度となく僕の中で重なって、胸に響いた。

彼女は彼は、僕のあなたの心を代弁し、社会の中の僕へとあなたへと、歌っているのだ伝えているのだと思った。

どんなに法律が、人々が、表現の自由を謳っていたとしても弾劾されうる社会の中で、それでも楽器を取り、マイクを持ち、ステージに立ち、歌う人がいる。

その事実と、脳裏に焼き付いて離れない立ち姿と、段々と薄れていく耳鳴りの中、さぁお前はどうしたいんだと問いかける声だけがやけに鮮明に、晴れ間を歩く僕の中をこだましている。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。限りなく小さく未熟な、けれども筆を執り、推敲し、自らの言葉で表すひとりして、行動で表すものとして、そして誰かにとっての、自分にとっての代弁者として、その在り方に苦悩し磨き、思考する毎日です。

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