国という概念にすがるのは
疲れたなぁと思って家に帰って、今日のオリンピックのダイジェストをテレビで眺める。
スケートボードでメダルを取った日本人がいて、へーそうなんだと思いつつ、昨日読んだ記事で知ったアメリカ代表選手のことが気になって調べてみる。
日本人であれ、アメリカ人であれ、僕にとっては同じように昨日まで知らない人で、会ったことも無いわけで、同じように気になる個人、なんだけどなぁとチャンネルを回しながらぼんやり思う。
ナショナリズム、という言葉を明確に知ったのは確か大学生の頃に読んだ本だった。
確かに日本で生まれて育って生きてきたし、日本が好きかと言われれば好きだし、けどアメリカも好きだしオーストラリアも好きだしタイも台湾もインドネシアもイギリスもフランスもエストニアも割と好きだ。
そりゃ日本も応援したいけど、他の国の選手だって応援したいんだけどなぁ。というか、今の今まで名前もよく知らなかった人を、日本人だからという理由だけでそんな特集組まれてもなぁ。
なんだかモヤモヤした気持ちと共に、ウサイン・ボルトやエレーナ・イシンバエワを「すげぇー」って無我夢中で応援してた子供の頃を思い出す。
もしも、どのチームに入って応援してもいいよと気軽に言われて気軽にできたなら、僕はちょっと悩むなぁ。
そもそも国で分けるのって、なんでなんだっけ?
歴史でも政治的理屈でも無い、自分ごとだと思える理由が知りたいな。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。石川佳純を応援したい気持ちと同じくらい、ノバク・ジョコビッチの優勝が見てみたいと思う。国という枠組みを維持して、主張していたいと思っているのって、誰なんだろうか?
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