今朝の落書き

オーナー小山が日々書く詩やエッセイ
考え事、悩み事の言葉たち

テーマソングと導く歌声

小さい頃からよくCDを買って聴いていたロックバンド。誰もが取っ付きやすく、それでいてロックで格好良く、テレビに出れば何かと茶目っ気があって面白い二人組。

気付けばベストアルバムが出て、自然と家で母も弟も一緒になって聴いて歌っていたのを思い出す。

時は流れて、いつの間にか彼らは曲を出さなくなり、かと言ってそんなにショックを受けることもないくらいには色んな音楽を聴くようになった僕。

最後に曲を聴いたのは何年前だったろう。
そんなことをふと思う程に、僕はそのバンドのことを、ボーカルの歌声を忘れていた。

そんな昨晩、
彼らの新曲がリリースされた。
新曲自体、一体何年ぶりのことなのだろう。

偶然見つけたその曲を、徐になんの気なしに聴き始める。

歳をとって、声が出なくなってたりしないだろうか。今までに生み出した名曲の数々に見劣りしないだろうか。頭を過ったいくつかの不安たち。

その全てをあっという間に軽々と吹き飛ばし、
どこまでも突き抜けていく歌声が僕に響く。

おかえりー!って聴いてる側も思わず声をかけたくなる程懐かしい、美しく掠れた、真っ直ぐどこまでも導いてくれる声。

そうだ、そうだ。
この声に言葉に僕は幾度となく救われてきたんだった。

音楽って、やっぱり人を救ってる。
そんなことも忘れてたなんて、あー、深呼吸。

皆さんにも、そんな声が、歌が、言葉がありますか?

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。雲のような白いスニーカーで、高く高く登っていく私を支え鼓舞する、テーマソング。あなたにとってのテーマソングは、なんですか?

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