今朝の落書き

オーナー小山が毎日書く詩やエッセイ
考え事、悩み事の言葉たち

歳を重ねる詩

今日書いたことを明日書くとは限らない。
明日書きたいと思うことを今日書くとも限らない。

あぁ、なんて面倒な自分なんだろう。
あぁ、なんて興味の絶えない自分なんだろう。

揺れる電車が僕を連れて街を出る。
空いている席に着かず立ったまま語らう女性の、波打つスカートの美しさよ。

僕の命はあれ程までに艷やかで清らかだろうかと己に問うわけにもいかずこれを書いている。

背中の窓から夕日が差し込む。
カーテンなどこの世に無くていいのだと、その美しさに思う。

何かと光を望むくせに、差し込んだなら眩しいと言って光を閉ざす僕等の我儘さを憂う。

景色が僕に到着を告げる。

目的地の顔した未来、
その眼差しを過去に、美しい通過点にすべく僕等また扉から歩き出す。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。歳を取るとは、そうか。未来を過去にしていくことなんだ。美しい過去を望んで未来へと僕等みんなして歩いていくんだ。

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