日常があるが故の
自分が何に頼って日々生きているのかというのは、やはり自覚するのが難しいなと思うんです。
例えば毎日乗る電車や歩く道、会話する人々。いつもの風景のそれぞれが一体自分の何にとって大切なもので、関係があって、かけがえのないものなのか。
失いかけて、もしくは失う恐怖みたいなものをちゃんと想像して初めて、自分の心のどの部分というか、感情というか感覚というかが反応するのかわかるような気が、するんです。
つまりは何かを獲得していく場合よりも遥かに、何かを失う恐怖によってこそ、自分自身を把握しやすかったりするんじゃないか、なんてことも思ったり。
いつもの道に、街に、景色に、風景に、部屋に、人に、頼るからこそ僕にあなたにできることができているわけで、欠けてしまえばそりゃあ今まで通りとはいかないよねって、なんだか久々に思った次第です。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。日常というものがあるからこそ、毎日何かを続けることができるし、新しい何かを見つけにだって出掛けられるのだということ。
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