詩人・自由丁オーナー小山将平が、未来の自分へ送るように、日々の気配を手紙に綴るように、詩的な言葉たちを日本語と英語にてお届けする連載「宛先は、わたし」。ポストカードに綴られた詩が届く郵便箱みたいな場所になったら。

以前の連載「今朝の落書き」は
こちらからお読み頂けます→

花を運ぶ

花を運ぶ

言葉の美しい意味なんて、あまり知らない

ただ、花を持っていくことの方がずっと素直だと感じる

友だちや映画、小説から少しずつ学んだ

花は、人が紡ぐどんな文章よりも雄弁な表現

花を手にすることは、僕が書いた中でいちばん美しい詩

あなたに花を渡すことは、僕が書いた中でいちばん美しい小説


この一篇について

Q. どんなときに書いた?

英語で書いたものを、日本語に訳してみた。するといつもよりずっと、シンプルで美しく感じた。

Q. この詩を曲にするなら?

単純な四つのコード進行をピアノで。