今朝の落書き

オーナー小山が日々書く詩やエッセイ
考え事、悩み事の言葉たち

飛ぶ高さの話

人の飛べる高さって、大体決まってるじゃないですか。

僕がジャンプしたら、あの天井は届くだろうなとか、あの木の枝には届かないかもなとか、おおよそのイメージはつく。そしてそのイメージのずれって、あったとしても数センチとかだよなぁと。

僕がどんなに頑張ったところで、五メートルも十メートルも、はたまた高度何千フィートとか、ジャンプして届くはずがない。

これ、もしかして大きな奇跡とか、凄い運がいいとかもそうなんじゃないかって、思ったんです。

例えば昨日まで何もしていなかった人が、いきなり今日、奇跡的に億万長者になる。ありえない話ではないけれど、きっとコツコツ昨日も一昨日も何かにチャレンジして考えて、失敗して反省してまたチャレンジしてを繰り返してきた人の方が、大きな奇跡や幸運をつかむ確率って高いんじゃないかなって。

だって、人一人が飛べる高さってたかだか知れてるわけで、だからこそ、「どのくらいジャンプできるか」よりも「どこからジャンプするのか」の方が、高く飛ぶには大事じゃないですか。だからちゃんと高い場所まで登ってジャンプする人の方が、高く飛べる。高いところ、多くの人が手の届かないところまで、飛べる。

さらにいえば飛ぶ場所は、自分で登ってった方がいいと思うんです。もしくは自分で作って登っていく。毎日コツコツと高さを積み重ねながら毎回ジャンプして何かを掴もうとしてみながら。

じゃないといざ目の前に本当に大きなチャンスが来たときに、その高さに慣れてなくて飛び込めなかったり、飛んで掴もうとしても上手く飛べなかったり目瞑っちゃったり、しそうだから。


世の中の、俗に言う成功とかって、本当に宝くじに当たったみたいな幸運より大抵は、地道に「よくやるねぇ」なんて言われながらも登って飛んでを繰り返した結果掴めた、かなりの高度にあった幸運なんじゃないかなって、思った次第です。そしてそれは飛行機の窓から眺める世界みたいに、とっても素敵な景色なんじゃないかなって思った次第です。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。ちゃんと自分で登っていく人は、きっと偶然や幸運も、何度も何度も掴むんです。だって一回登って飛んで終わりじゃなくて、また更に登って飛んでを繰り返してきたし、繰り返していこうとする人達が多いだろうから。そうして段々と偶然や幸運の大きさや奇跡の度合いも上がっていくんだと、思うんですよねー。

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