部屋に沢山物が置いてあって、それでいてとても美しい部屋に見えるのは、その人のセンスの良し悪しを表す端的な景色ではなかろうか。
センスがいいってなんだろう、と考えてみると、それは選択と配置が上手い、ということなのではないかと思いついた。選択と配置。チョイスとプレイス。
何かを選ぶのが上手くても、配置が下手ではただの物置部屋になるし、配置が上手くても、そもそも選んだ物がなんだか汚すぎるものだったり統一感がなかったりすると、もうどうしようもない。
アンパンマンのポスターとバイオハザードのポスターが並んで飾られていても、「これはどういうアートなの?」と思う以外にその場をやり過ごす術を僕は現状思いつけない。というかそもそもそんな部屋でくつろぐのも何か怖い気すらする。
部屋に限らず、服装にせよ、言葉選びにせよ、センスの良し悪しと...