何かそんなに悪いことをしたのだろうか、と思うことがある。そんなに、人を悲しませたことがあるだろうかとか、そんなに、人を傷付けたことがあるだろうかとか。
そりゃ一般的な範疇で、傷付けてしまったこともあるし、悲しませたこともある。逆も然り。
けれどもさ、それらも含めて、そんなに僕ら、悪い人たちなんだっけ、と思ってしまう。
そんなにさ、傷付け合わなきゃいけないんだっけ。そんなにさ、悲しませ合わなきゃいけないんだっけ。
どんな理由があれど、暴力はいけない。それと同じように、どんな理由があれど、人を傷付けちゃいけない。人を悲しませちゃいけない。
そりゃそうですよという当然が、社会の至る所で一瞬消えて、今日も誰かが泣いている。なぜだろう。結局今日も、より優しい人が心を重くしてしまう。な...