紙を売っている、といえばそうだとも言える。
ただ紙を作って、ただ渡しているわけではない。
珈琲を売っている、といえばそうだとも言える。
ただ珈琲を作って、ただ渡しているわけではない。
詩を売っている、といえばそうだとも言える。
ただ詩を書いて、ただ渡しているわけではない。
そんなこと、そりゃあそうでしょうよとみんな揃って言うけれど、いざ値段を前にしたり、いざ商品を前にすると、なぜだか割とうっかり忘れてしまって、高い安いを考えてしまったりするもんだよなと思う。
左から右へ、或いは右から左へ、物事を移動させること自体が価値なのだというものももちろんあれど、そうじゃない(あえて言うと)楽しさを考えて、見つけて、値段をつける人たちの元へ、いつの時代も僕らは集まっていくもんだよなと思う...