PorchLight Coffee & Records ポーチライトコーヒー&レコーズ

連載「エメラルドシティにまたね」- 旅する詩人 アメリカ西海岸シアトル

PorchLight Coffee & Records ポーチライトコーヒー&レコーズ

扉を開いて一番最初に目に付いたのは、ポスターが吊るされたコーナー。

青い背景に白地でSEATTLE、スペースニードルをコーヒーポットに見立てたデザイン。マグに注がれるコーヒー。

他にもコーヒーやレコード、フィルムカメラをモチーフにデザインされたポスターたちが仲良さそうに並ぶ。

ハンガーにかかったポスターたちを暫く見てから、奥のカウンターへ。What can I get for you?とお決まりのフレーズに、ラテを、と答える。大きさどうする?と聞かれ、あぁそうだな一番大きいので。あ、あとアイスね。

ふぅ、と一息ついておもむろに振り返るとレコードの棚が目に入る。パラパラと見始める。あ、そういえばFleet Foxes(シアトル発の人気バンド)のレコード欲しいのここにあるかな、と思い出し、淡い期待と共にFのコーナーを漁れども、割とすぐにその期待は満たされぬと知る。

けれどもそうだそうだと別のことを思い出す。あった。TOMO NAKAYAMAのレコードたち。

おお〜と思いつつも、そりゃここが作ったレコードなんだからあるに決まってるよねあはは。そんな軽い気持ちと、このレコードの出発点に今自分はいるのだという真実に浸った心が同居する。

アイスラテできたよと声がする。
あぁありがとうと言いながらTOMO NAKAYAMAの話をバリスタと軽くする。

「Tomo is the best」ってサラッと言われて、おお〜と自分ごとのように喜ぶ。
大きめのアイスラテを飲む。

ソファに座り壁に飾られたポスターと、ハンガーにかかったポスターたち、そして物販コーナーに並ぶ品々を遠目で眺めながら寛ぐ。

ポスターがちょっと斜めになっていて気になる。けれどこの店内の緩く、それでいて放つ格好良さからすると、この傾きもなんだかわざとなんじゃないかとか思えてくる。ポーチライトコーヒー&レコーズ。

PorchLight Coffee & Records
1517 14th Ave, Seattle, WA 98122
https://www.instagram.com/porchlightcoffee

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自由丁の読みもの

宛先は、わたし - 未来の自分へ送る手紙のように綴り贈る日々の言葉詩人・自由丁オーナー小山将平が、未来の自分へ送るように、日々の気配を綴る手紙のような、詩的な言葉たちを日本語と英語にてお届けする連載「宛先は、わたし」。ポストカードに綴られた詩が届く郵便箱みたいな場所になったら。 最新: 旅先になりなさい / 2026.07.08 月刊自由丁便り月に一度、月末に配信している自由丁のニュースレター。自由丁・封灯店長の山本が、その月のおすすめの詩や、翌月のイベント情報、クスッと笑える自由丁での一コマなどを楽しくお知らせします。 最新: 愛おしき、わけのわからない話たち/月刊自由丁便り vol.66 / 2026.07.03 詩考自由丁オーナー小山の日々の思いつき、思い至り。詩的なもの、理路整然としたもの、支離滅裂なもの。世界中の人々が青い鳥に呟いていた頃が懐かしい。 最新: 05232025 / 2026.06.27 LETTERS VIA HAWAII - 写真と言葉の往復書簡ホノルル在住のフォトグラファー・Momokaから届く写真に、蔵前から詩人・小山が詩で返信を綴る往復書簡。景色と言葉が行き来する、ハワイと東京の、写真家と詩人からの暮らしの知らせ。 最新: 銀の指輪 / 2026.04.18 オーナー小山が日々書く詩やエッセイ『今朝の落書き』東京・蔵前にお店を構える、未来の手紙カルチャーブランド『自由丁』オーナー小山が書く詩やエッセイ。他愛もなく暖かい、何の役に立つわけではないかもしれないけれど、一息ついたりクスッと笑ったり、「なるほどなぁ」とか「なんでやねん」とか、自由に素直に自分の気持ちが芽生えるきっかけになってくれたらいいなと思って、書いてます。 最新: 2025-7-29 / 2025.07.29