誰も幸せにしない正義感なら捨てちまえ
ミントの効いた煙草の香り
キツめの声の優しい台詞がその波に乗り
倒れ込まない程度の毒
必要なら飲むさ
語った顔に歴史を感じる
人には言えない
抱えたものが軽やかに舞い
重く光る空気
目の前のたった一人は
大勢の中の一人ではないのだけれど
大勢から見た私一人も
そうであるのだということはよく忘れる
語りかけるあなたもそうなのだと
わかってはいるつもりだけれども
更新されていく街
変わりゆくことを否定したくなるいつもの道
変わり続けなければ生き残れぬと叫ぶ国
新しいことを思いつくのをやめてくれない頭
連動する心躍ることを忘れない心
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