なんといいますか
濁ったものを書きたくはないんですよね
醜いものとか
酷いこととか
人の苦しい部分とか
社会のどうしようもないけれど
受け入れてしまっていることを
それも人生だよねって語るみたいな
酒場でビールを飲みながら語るみたいな
そういう形で
誰かに寄り添うようなものは
書きたいとは思えないんですよね
なるべく
日常や非日常
いずれの中でも光ってやまない希望だとか
当たり前な顔してそこにある幸せだとか
例えばどんなに泣いてたって
安心して飲める水とか
ちゃんと居てくれる人とか
励ましてくれる音楽とか
そして願わくば絶望そのものすらも
美しく描けるように
書けるようになりたいと思うんです
どす黒くて<...