詩やエッセイの個人的に良いな、と思う部分の一つは「言いたいことを言えること」だと思う。
あぁ以前、ミュージシャン、シンガーソングライターが無性に羨ましく思ったことを思い出す。
愛してるも大好きもごめんねも夢も希望もチェンジ・ザ・ワールドも愛人の名前でさえも(LAYLA)、ただ語るだけでも話すだけでも億劫な言葉たちも全て、歌にしてしまえば心の底から叫んでしまえるような気がして。
あのミュージシャンもあのシンガーソングライターも、実際そうやって生きているような気もして。
未だにその羨ましさは僕の心の何処かに少し残ってはいるものの、詩やエッセイという書き言葉の自由を見つけた僕は、ただ誰かの作った歌を借りて歌っていた頃の自分がきっと羨む程度には、言いたいことを書けていると思う。
言いたいことを何故僕等はそのまま...