読書する人達に並んで、文章を書いていることに気付いて、なんだか不思議なものだと思う昼下がり。
いつの間にか読むことよりも書くことの方が増え、時折酸欠気味のように言葉なのか刺激なのかが足りなくなって、旧友と他愛も無い話をしに出掛けたり、大きな空を求めて空港へ足を運んだり。
もう暫く遠出をしていない。
代わりといってはなんだけれど、お店にも、個展にも、遠くから来てくれる人が居ることの有り難さが本当に身に沁みる。
そういう意味では僕ではなく言葉が、前よりも少し遠出をしてくれるようになったのかなと思えたりもする。
書くことの歓びとは、もしかするとそういう処かも知れぬ。そう思える程には書くことに向き合い始めた自分がいるのかも知れない。
今更何をと思うかもしれないけれど、僕はまだまだ無知で未熟で、何を本当に自...