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自由丁オーナーが書く詩やエッセイ
2022年9月9日の「今朝の落書き」
駅前で少し待ちぼうけ風が吹いて前髪が揺れ時間が通り過ぎてゆく風たちからすれば通り過ぎていったのは僕の方今まさにここへと向かうあなたからすれば待たせているのは僕の方あなたはただ駅前でひとり立ち空をのんびり眺める僕という景色を待ち侘び向かう待ち人僕ら皆今日を追いかけ待ち侘びていたはずの昨日からの待ち人本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。今日を待ち侘びていたから、目覚めたのだとしたら。起き上がり布団から出たのだとしたら。
学生の頃から詩を書き始める。世界を放浪しながら詩を書き、27歳のときに起業。2018年5月、未来の自分へ手紙が送れるWEBサービス「TOMOSHIBI POST」をリリース。2019年8月には自由丁を東京蔵前にオープン。連載「今朝の落書き」を開始、毎日一篇更新。詩の展示「言葉と出会う展」を都内各所で開催。2023年12月、二号店である詩的喫茶「封灯」をオープン。連載が4年を超え、作品数が1500篇を超える。2024年8月、詩集「僕とあなたでようやく世界」出版。東京理科大学理学部物理学科卒。在学中に一年間、米国ワシントン州シアトルへ留学。