薄くかかった霧の中
降る日差しが照らす
枯れた気でいた樹木もまた
新しい芽がつき始める
私の寿命を勘違いした私の心
少し間の抜けたあくびをしながら起きる
書けなかったことが書けるとき
言えなかったことが言えるとき
気付かなかったことに気付くとき
人は少し新しくなる
鳥の声が聴こえる道
犬の散歩とすれ違う
無くした気でいた心もまた
新しい光を生み始める
私の未来を思い違った私のすべて
少し重たくまばたきをしながら見る
新しい日の方角
鳴いた鳥が飛んでいった
本日も読んで下さりありがとうございます。おかえりとただいま。...