梅雨について、何かを書いてほしいと言われたときに、「もう結構書いてるしなぁ」なんて思ってしまったことを、今更ながらに申し訳なく思う。
その気持ちを頭の中に置いたまま眠ったからか、夢の中で梅雨についてのことを書く自分がいて、あーでもないこーでもないと考えていた。
夢の中の自分は、なかなかに(自分で言うのもなんだが)下手っぴで、書き始めたはいいものの、なんだか上手くまとまらなくて、結局書き終えることができなかった。
目覚めてからも暫くの間、夢の中での気持ちを引きずっていたからか、少し書き出しを考えていて、好きなものをいくつか見つけた。
「シアトルという街がある。その街では年中雨が降っていて、だからこそ時折出会う晴れ間が、雨で青々と育った木々を照らして、とても美しく見えたりもする。」
「梅雨が好きだという人に...