LETTERS VIA HAWAII

Blue Blur Blues

私に罪はないのです


昼の暑さと朝夕の涼し気な風が

青空の思うところを伝えてくる


街角で見かける夏の名残が

この青空と無関係だなどと誰が信じるだろう

信じてなどやるものか


青空の美しさを見て見ぬふりするために

人類はサングラスを発明し

日焼け止めを売りさばき

浜辺でパラソルを貸し出すのだ


美しさを目の当たりにすることで

暫し他のすべてを忘れてしまう

己の愚かさに歯止めをかけるべく

私はサングラスをかけ

浜辺に座り

青空の素肌を見つめている


私に裁ける罪など何一つない事を知りながら

忘れては思い出してを繰り返す程度の愛だと嘆きながら

夏を後にした青空がまた

遠く誰かの前で微笑んでいる

そのことを少し妬ましく

そして喜ばしく感じている


胸の内に秘めた残暑が選ばせたのか

青いシャツを羽織り

ほとんど空のかばんを肩にかけ

次の季節との待ち合わせへと向かう


街角で待ち伏せた日差しがまた

私を暴こうとする

Poem

Shohei Koyama

Poet 東京在住。ホノルルで催された親友の結婚式に出る際、せっかくだからと二週間近くホノルルに滞在。ゲストハウスで新たな友達ができたり、穏やかな海を眺めたり。その時過ごした、海沿いの街に流れる時間を気に入り、それ以来時折訪れるように。ホノルルでMomokaとランチをしていたのをきっかけに、写真と詩の文通のようなことができたらと思い至る。

自由丁の読みもの

詩考自由丁オーナー小山の日々の思いつき、思い至り。詩的なもの、理路整然としたもの、支離滅裂なもの。世界中の人々が青い鳥に呟いていた頃が懐かしい。 最新: 人間冥利 / 2026.08.22 宛先は、わたし - 未来の自分へ送る手紙のように綴り贈る日々の言葉詩人・自由丁オーナー小山将平が、未来の自分へ送るように、日々の気配を綴る手紙のような、詩的な言葉たちを日本語と英語にてお届けする連載「宛先は、わたし」。ポストカードに綴られた詩が届く郵便箱みたいな場所になったら。 最新: Something New / 2026.08.11 月刊自由丁便り月に一度、月末に配信している自由丁のニュースレター。自由丁・封灯店長の山本が、その月のおすすめの詩や、翌月のイベント情報、クスッと笑える自由丁での一コマなどを楽しくお知らせします。 最新: よき日々、よき旅を。/月刊自由丁便り vol.67 / 2026.08.01 オーナー小山が日々書く詩やエッセイ『今朝の落書き』東京・蔵前にお店を構える、未来の手紙カルチャーブランド『自由丁』オーナー小山が書く詩やエッセイ。他愛もなく暖かい、何の役に立つわけではないかもしれないけれど、一息ついたりクスッと笑ったり、「なるほどなぁ」とか「なんでやねん」とか、自由に素直に自分の気持ちが芽生えるきっかけになってくれたらいいなと思って、書いてます。 最新: 2025-7-29 / 2025.07.29