Blue Blur Blues
私に罪はないのです
昼の暑さと朝夕の涼し気な風が
青空の思うところを伝えてくる
街角で見かける夏の名残が
この青空と無関係だなどと誰が信じるだろう
信じてなどやるものか
青空の美しさを見て見ぬふりするために
人類はサングラスを発明し
日焼け止めを売りさばき
浜辺でパラソルを貸し出すのだ
美しさを目の当たりにすることで
暫し他のすべてを忘れてしまう
己の愚かさに歯止めをかけるべく
私はサングラスをかけ
浜辺に座り
青空の素肌を見つめている
私に裁ける罪など何一つない事を知りながら
忘れては思い出してを繰り返す程度の愛だと嘆きながら
夏を後にした青空がまた
遠く誰かの前で微笑んでいる
そのことを少し妬ましく
そして喜ばしく感じている
胸の内に秘めた残暑が選ばせたのか
青いシャツを羽織り
ほとんど空のかばんを肩にかけ
次の季節との待ち合わせへと向かう
街角で待ち伏せた日差しがまた
私を暴こうとする
自由丁の読みもの
詩考自由丁オーナー小山の日々の思いつき、思い至り。詩的なもの、理路整然としたもの、支離滅裂なもの。世界中の人々が青い鳥に呟いていた頃が懐かしい。
宛先は、わたし - 未来の自分へ送る手紙のように綴り贈る日々の言葉詩人・自由丁オーナー小山将平が、未来の自分へ送るように、日々の気配を綴る手紙のような、詩的な言葉たちを日本語と英語にてお届けする連載「宛先は、わたし」。ポストカードに綴られた詩が届く郵便箱みたいな場所になったら。
月刊自由丁便り月に一度、月末に配信している自由丁のニュースレター。自由丁・封灯店長の山本が、その月のおすすめの詩や、翌月のイベント情報、クスッと笑える自由丁での一コマなどを楽しくお知らせします。
オーナー小山が日々書く詩やエッセイ『今朝の落書き』東京・蔵前にお店を構える、未来の手紙カルチャーブランド『自由丁』オーナー小山が書く詩やエッセイ。他愛もなく暖かい、何の役に立つわけではないかもしれないけれど、一息ついたりクスッと笑ったり、「なるほどなぁ」とか「なんでやねん」とか、自由に素直に自分の気持ちが芽生えるきっかけになってくれたらいいなと思って、書いてます。
